第39回JA愛媛県大会決議の実践に向けて
令和6年12月16日に第39回JA愛媛県大会を開催し、「協同の力で愛媛農業と地域の未来を拓く~組合員とともに邁進するJAグループ愛媛~」を決議しました。
JAグループ愛媛では、①持続可能な農業の実現②豊かでくらしやすい地域共生社会の実現③協同組合としての役割発揮 の3つをめざす姿とし、その実現に向けて、令和7年度からの3カ年にわたって以下の内容に取り組みます。
6つの取り組み戦略
Ⅰ.食料・農業戦略
次世代の担い手の確保や多様な農業者への支援、環境に配慮した農業を推進することで農業生産基盤を支え、JAグループ愛媛が一体となって「農業所得の増大」および「安全・安心な国産農畜産物の安定供給」を実現し、食料安全保障に貢献します。
Ⅱ.くらし・地域活性化戦略
JAの強みである協同活動と総合事業をうまく循環させ、組合員の願いの実現・課題解決を進めることにより、地域社会の活性化・持続的な発展に貢献します。
Ⅲ.組織基盤強化戦略
組合員の意思反映に向けた組合員との対話に取り組むとともに、協同活動と総合事業を通じて、組合員の営農やくらしのニーズを実現させ、組合員との関係強化を図ります。また、JAが「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」としてさらなる助け合いの力を発揮するため、JAの仲間づくりに取り組みます。
Ⅳ.経営基盤強化戦略
JAが将来にわたって組合員・利用者のニーズに応えるため、財務・収支の改善等を進めることで、持続可能な経営基盤の確立に取り組みます。また、高度なガバナンス・内部統制の構築に取り組むことで、組合員・利用者から信頼される組織・事業運営を行います。
Ⅴ.広報戦略
食料安全保障の確保に向け、「国消国産」JAグループ統一運動等を通じて国産農畜産物を購入・消費する行動変容を促すなど、食や農業への県民理解の醸成と、農畜産物の適正な価格形成の実現につながる情報発信に取り組みます。
Ⅵ.組織整備戦略
本県農業やJAグループ愛媛を取り巻く環境変化に対応するため、組織整備の一環として、令和9年4月以降の早い段階での県1JA構想の実現に向けて取り組みます。
JA大会は、組合意識の昂揚と、農業協同組合(JAグループ)の共通の意思を決定し、これを内外に表明するとともに、組合組織の発展を図るため、3年ごとに開催しているものです。
JA愛媛県大会は、昭和23年に第1回大会を開催し、今大会で39回目を迎えました。
活動報告書
JAグループ愛媛は、組合員や地域住民の皆さまにJAに対する理解を一層深めていただけるように、「JAグループ愛媛の活動報告書」を作成しました。
本県のJAが、愛媛農業のさらなる発展に向けた「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」への挑戦、地域の活性化に向けて取り組む姿を、具体的な数値や事例でご紹介しています。